on 2010年8月27日 by djmagimix in 試論, 関わった本, Comments (0)

近況報告

2010年度が始まってから、あり得ないような忙しさが続いていたのです。誰のせいでもないというわけでもないのですが、不運が重なって、ものすごい担当コマ数(友人に聞いたらそれほど酷いわけでもないらしいですが)に加えて問題が山積している部署のなんとか委員に指名され、更には去年から興味があって参加させてもらっているいろいろな会議体もそのまま続けていて。いや、病気になりましたよ。マジで一度。因果関係があるのかは不明ですが。

夏のまとまった時間を利用して、なかなか始められなかった新しい単著本の執筆作業にやっと手を付けることが出来ました。とはいえもう夏休みも残り少ない。あと数週間もするといろいろ会議やらが動き出すんで、

その一部が昨日、人文書院のホームページに掲載されました(ここ)。

仮で「ポピュラー音楽史・序説」と呼んでますが、実際にはもとになった授業が本務校の「ポピュラーミュージック史」という科目の講義ノートだったというだけで、ほかに歴史を名乗る理由はないんです(そもそもなんで「ポピュラーミュージック」なんて全部横文字にするのか不明)。原稿の中でも何回も書いてますが、音楽の歴史なんて、もともと一冊の本に収まらないのです。だからといって、複数巻のポピュラー音楽史全集みたいなものを作ろうとしても無理。だって、そんなボリュームのあるものを書いていたら、書いている先から書かれているもの自体が変わってしまう。だから、ぜんぶウソです。これは嘘ですと言いながら嘘をついています(←論理的に破綻)。教科書的な知識を否定しながら、教科書たろうとしている、ちょっと不埒な本です。

内容的にはわりと自分でも面白いと思っている議論を、なるべくわかりやすく説明しようと四苦八苦してます。わかっていると思っていることを敢えて説明するのって、実は大変なんです。身体の一部になっている知識を、もう一度文字に翻訳しないといけない。二本足を使った歩き方を教えてください、って宇宙人に訊かれたら、説明に困るでしょう? それで編み出したのが、真面目そうな文章のなかに急に口語っぽい口調が出てくるというスタイル。「ええっ?」とか、「甲子園球場」とか。

担当いただいている編集者には、「フリージャズみたい」だと言われた。それはそれで突き詰めると(第三者には)訳判らんことになる、という戒めなのでしょう(笑)。

そうそう、9月2日に、横浜馬車道の北仲スクールにて集中講義をします。これは「都市とポピュラー音楽」というお題で、本来ならば京都とポピュラー音楽について何か言わなければならないのですが、そんなこんなで結局あまり調べることも出来なかったので、基本的には都市と文化について考えるときにヒントになりそうな分析概念を紹介して、お茶を濁す(京都についての話は、フロアとディスカッションのネタにし、司会を引き受けてくださる佐藤守弘氏にぐぐっと介入していただくつもりです>のでよろしくお願いします佐藤さん)。どう考えたって、僕より佐藤さんの方がもの知っているので。

あまり関東地方に長居は出来ないのですが、その晩および翌日は横浜・東京をふらついていると思いますので、良かったら声をかけてください。

そういえば精華大学人文学部のブログサイトを作りました。前からお騒がせしておりますが、jinbunの頭文字をとってjbという名前です(もちろん、ジェームス・ボンドも意識してます。まだ試運転段階ですが、これから学生と協力して、おもろいコンテンツを作ってゆこうと思います。乞うご期待。制作系の卒業プロジェクトをやる学生の実験プラットフォームというような意味合いもあって、今後ここからいろんなもんが飛び出す予定。これ読んでる在校生はご協力よろしくお願いします。

てなわけで、また執筆作業に戻ります。

このネタでは最初の記事ですね.

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