on 2009年7月16日 by djmagimix in 雑記, Comments (0)
IASPM09 at Liverpool(三日目)
IASPMリバプール大会もこれで中日。中だるみ(笑)。まじめにやろうと思いながらも、午後最初のセッションはお休みして宿舎に戻って昼寝してしまった。おかげで夕方以降は調子良かった。晩はアジアの学会出席者がほぼ全員集まるという夕食会に招かれ、行ってきた。基本的に中国人と韓国人と日本人、そしてそれらをフィールドにする欧米人という構成。ポピュラー音楽研究というよりは、地域研究・カルスタの集まり。個人的にはかなりひいてしまった。というか、悲しいかな私の身体はずいぶん西欧的になってしまっているのだろう。ああいう長テーブルの食事会で、料理のあいだに立ち上がって場所を変えて入れ替わり立ち替わり話をするというのは、欧州だったらありえないのよね。写真見たらわかると思うけど、座る場所が激しく変わっているのはアジア人だけ。その辺のコードの転換を予期出来なかった私の負けです。はい。
朝はジェローム・ギベールの「フレンチタッチ」に関する研究発表を聞いた。興味がないので知らなかったけど、AirとかDaft Punkとかロラン・ガルニエとか、所謂「フレンチタッチ」系のアーティストって、みんなパリ西郊のブルジョワ地区ヴェルサイユの同じ高校出身なんだってね。で、彼らの社会関係資本がその後どうやってフレンチタッチの国際的な成功に結びついたのか、というような話。ベルサイユ自体は超保守的な街で、練習スタジオもレコード店もナイトクラブもないようなところなんだけど、そこの進学校の落ちこぼれ集団だったのね。で、世界的な評価を得て(特にソフィア・コップらの『マリー・アントワネット』とか)、最終的にはベルサイユの街自体が観光誘致にフレンチタッチ発祥の地的なキャンペーンをしたり、フレンチタッチ系のアーティストが政府から勲章をもらったりという展開になっているのだそうだ。ぼくはかねがねフレンチタッチの国際的な成功については、日本のフランス贔屓たち(所謂「渋谷系」)が一種のプロト市場を構成していたと考えているんだけど、ジェロームに聞いたらやっぱりそんなことを言っていた。しかし、同じ高校っていうのも。デイヴ・ヘズモンダールに聞いたら、ロンドンでも最近西郊外のある高校出身のミュージシャンが増えていて、社会学的な考察対象になりつつあるらしい。
(続く)
このネタでは最初の記事ですね.
















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