11月
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文化とは如何に動くのだろうか
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教育的効果が高いように、もう少しフィールドワークの方法論の変遷などについて書こうと思ったのですが、紹介しようと思った「もじもじTV」のホームページの煽り文句にそのまま煽られてしまったので(オレって単純?)、そこんとこだけ急いで紹介しときます。このもじもじTVというのは、音声認識アプリケーションを開発している会社が始めたもので、ニコ動やユーチュープの動画、そして自分でアップロードした動画の音声を文字にしてくれるサービスです。動画の内容を文字で検索出来るようになるというのが売りで、文字変換への精度は、ユーザーが修正を加えることでクラウド方式にどんどん上がってゆくという仕組み。発表されたのは先月14日で、今はα版のクローズドな試験運用サービスが始まっています。その試運転への参加は人数限定の登録制なんですが(これまで1000人限定だったのが、2000人まで拡大されたようです)、実際これがある程度の精度を獲得して、オープンに誰でも使用可能になると、ニコ動やユーチューブのユーザー以外にも、いろんな人にいろんな意味で使い出が出て来ます。
僕は博論で東京とパリでフィールドワークをして、合計200本以上のインタビューをしましたし(この時代はまだカセットテープ)、その後就職した ブラック企業 (経営者の名前も【黒】ではじまるという本物デス)でなんちゃって研究員をしてた時も、いろいろな企業の委託でフランスの政府機関などに出かけては関係者にインタビューをする(この時代はMD〜ICレコーダー)という作業を継続的にしていました。雑誌の取材で有名無名の人々にインタビューするような機会も多かったので、文字起こしは平均すると毎週1回くらいのペースでやっていたような気がします。で、そういう締め切りに追われるような仕事も含めて、帰納的にこういう定理を見出しました。
文字起こしに必要な時間=(実際にインタビューした時間+休憩)×4
つまり、どれだけ急いでやっても、文字起こしにはインタビューにかけた時間の4倍かかります1 。もじもじTVがあれば、インタビューを録音した音声ファイルをアップロードすれば、あとは機械がやってくれます。ね、ラクチンでしょ。その分もっとインタビューをとって来れるし、僕みたいに博論書き終えるのに6年以上もかける必要なくなるわけです(ってこれはまた別の話ですが)。
というわけで便利そうなもじもじTVですが、もちろん、(かなり決定的な)問題もあります。
つーわけで、フィールドワークの方法論については、別の機会に書くことにします。
このネタでは最初の記事ですね.
それは画期的ですね。ただ、日本語でできるということは、同じようなものがそれぞれの言語圏でもできているのではないだろうか?
テープ起こしは商売でやったことがあるのですが、狭いテーマの、専門家による話ほど早くできる。
わ、びっくりした。marikoさん、コメントどうもありがとうございます。おっしゃる通り、特に英語圏ではこういう技術(「自然言語技術」と言うらしいです)が進んでいるようですね。ただ、フランス語はリエゾンとかアンシェヌマンとかあるので、また一工夫必要なようです。
そうそう、週末は京町屋で和食とかいかがでしょうか?