11月
13
文化とは如何に動くのだろうか
11月
13
アメリカ資本の個人向けオンライン金融機関mint.comのブログから、こんなスキームが発表されています。情報源は同じくアメリカのNPDグループという調査会社ですが、元の資料は有料のようでアクセス出来ず、この数字の実際のところはよくわかりません。が、世界市場ではなく、アメリカ市場に関する数字であることは間違いなさそうです。
これだけ、デジタル音源の合法的なダウンロード購入が増えてきているということなんですが、それでもまだ6割以上はCDを買っているのね(ただこれ、売上高なのか販売数なのかも不明ですが)。
マーケットをリードしているのは周知の通りアップルですが、よく見てみると他の会社はずいぶんいろいろなビジネスモデルを導入しているんですね。ラプソディーは定額ストリーミング、ナップスターはストリーミング+量限定ダウンロード、eミュージックは量限定ダウンロードと。この辺までは分かるけど、CDベイベーのユーザーが値段を決める方式は、従来の販路に乗りにくい音楽や新人アーティストを狙ったなんだろうな。FYEはサムグッディ系列で、デジタルファイルじゃなくてCDのオンライン販売ですね。サムグッディって、アメリカでは破産法申請してなかったかな……。
それにしてもアップルの市場独占ぶりはエグイ。それよりエグイのはiTunesのジャンル分けぶりだろ。エンコードした曲が自分では意図しないジャンルに振り分けられていたりするとびっくりする。物理的なレコード店に行っても、当然商品はジャンル毎に棚に並んでいるわけだが、それを買って来て自分ちの本棚にそれを自分なりの根拠と論理性を持って並べ替えるところになんか、消費者のクリエイティヴィティの一端はあったはずなのだが、iTunesはそこまでも規格化してしまう気がする。大学でポピュラー音楽を教えている先生ならば、自分の好きな曲と、研究用、教材用のもんを分けたりして、したり顔になって大学のポピュラー音楽教員であるというアイデンティティを確認したりしたことがあるはず(オレだけ?)。
図の下の方にいくと、もうちょっと面白いことも分かる。まずは、一回の買い物で使う額が、市場をリードしているサービスになるほど小さいってこと。これってなにを意味しているんだろう? その上のグラフ見れば分かるけど、アップルはユーザー当りの買い物回数が多い(つまり、値ごろ感があって,多分、一回で大きな買い物はしないけれど、来るだびになんか買ってしまう感覚だろうね)。これに対して、FYEの34ドルというのは旧態依然かつ法外な気がする。多分初回に入会費とか払わなきゃいけないからこの値段なんだろうけどね、それでリピーターがついてくるかだろうな。
一番下の棒グラフは昨年前期と比べた今年前期の成長率だけど、ラプソディーとかeミュージックの新しいタイプの商売が伸びているのは希望が持てるかな。個人的にCDベイベー的なサービスにもちゃんとサヴァイヴしていただきたいと。
日本はどんな具合なんでしょうね?
このネタでは最初の記事ですね.
Les Derniers Commentaires