7月

20

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Categories: 文化社会学概論

方法論③〜客観性と主観性の乗り越え

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7月

16

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Categories: 雑記

IASPM09 at Liverpool(三日目)

IASPMリバプール大会もこれで中日。中だるみ(笑)。まじめにやろうと思いながらも、午後最初のセッションはお休みして宿舎に戻って昼寝してしまった。おかげで夕方以降は調子良かった。晩はアジアの学会出席者がほぼ全員集まるという夕食会に招かれ、行ってきた。基本的に中国人と韓国人と日本人、そしてそれらをフィールドにする欧米人という構成。ポピュラー音楽研究というよりは、地域研究・カルスタの集まり。個人的にはかなりひいてしまった。というか、悲しいかな私の身体はずいぶん西欧的になってしまっているのだろう。ああいう長テーブルの食事会で、料理のあいだに立ち上がって場所を変えて入れ替わり立ち替わり話をするというのは、欧州だったらありえないのよね。写真見たらわかると思うけど、座る場所が激しく変わっているのはアジア人だけ。その辺のコードの転換を予期出来なかった私の負けです。はい。

朝はジェローム・ギベールの「フレンチタッチ」に関する研究発表を聞いた。興味がないので知らなかったけど、AirとかDaft Punkとかロラン・ガルニエとか、所謂「フレンチタッチ」系のアーティストって、みんなパリ西郊のブルジョワ地区ヴェルサイユの同じ高校出身なんだってね。で、彼らの社会関係資本がその後どうやってフレンチタッチの国際的な成功に結びついたのか、というような話。ベルサイユ自体は超保守的な街で、練習スタジオもレコード店もナイトクラブもないようなところなんだけど、そこの進学校の落ちこぼれ集団だったのね。で、世界的な評価を得て(特にソフィア・コップらの『マリー・アントワネット』とか)、最終的にはベルサイユの街自体が観光誘致にフレンチタッチ発祥の地的なキャンペーンをしたり、フレンチタッチ系のアーティストが政府から勲章をもらったりという展開になっているのだそうだ。ぼくはかねがねフレンチタッチの国際的な成功については、日本のフランス贔屓たち(所謂「渋谷系」)が一種のプロト市場を構成していたと考えているんだけど、ジェロームに聞いたらやっぱりそんなことを言っていた。しかし、同じ高校っていうのも。デイヴ・ヘズモンダールに聞いたら、ロンドンでも最近西郊外のある高校出身のミュージシャンが増えていて、社会学的な考察対象になりつつあるらしい。

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7月

15

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Categories: IASPM09

IASPM09 at Liverpool(二日目)

今日は朝九時からのセッションがあったのだが、いろいろ準備しているうちに時間がなくなりこれはパス。かろうじて、独裁政権下のチリで政治的な内容の歌をのせた海賊カセットがどのような役割を果たしたのかについての発表を聴いた。その時点で、早くくれば良かったと後悔。特に、カセットテープは秩序破壊的な内容を持っているとしても外見が変わることがないとということを、この技術の持つ不透明性(opacity)という言葉で説明していたのが印象に残った。質疑応答では、英語でのやり取りから急にスペイン語での応答になだれ込むという(一応通訳役がついていた)国際大会ならではの一幕も。インターネットにもこういう役割は期待されているんだろうけれど、流通経路(回線)がたいていの場合国家あるいは大手企業の所有物であり、だんだん恒常的な監視下に置かれるようになっていることから考えると、どうなんだろうか。

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7月

14

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Categories: IASPM09

IASPM09 at Liverpool(初日)

10時頃会場に行くと、既に大勢が集まっていた。今回の学会の全体をコーディネートしているリバプール大IPM(Institute of Popular Music)のフレヤに会う。言われるまま受付に並んでいると、在外研究でIPMに来ている小川博司先生がいた。しばらく歓談。小川先生に川本聡胤さんを紹介される。いろいろな人から既にお名前は聞いていたものの、会うのはこれが初めて、だと思っていたら、98年のIASPM金沢大会で既に会っていたことが判明(人の顔と名前が覚えられなくてホント済みません)。ざっと見たとこ、今回の日本人勢は、唯一発表をする川本さん、川本さんの奥様、小川先生、ぼくの4人のみということらしい。4人来てて発表が一人だけっつーのも、がんばらないと行けませんね(おれも含め)。

基調講演まで時間があったので、会場内に設けられたカフェコーナーに行き、みんなでおもしろそうな発表をチェックする。初日の今日は大したことない感じ。10年くらいIASPMの国際大会は疎遠になっていたので、知った顔が全然ない。スウェーデンの音楽社会学者フス・ハッセさんの姿を見かけたが、向こうも覚えてないだろうな、などと逡巡してしまった。

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7月

13

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Categories: IASPM09

IASPM09 at Liverpool(その2)

リバプール大学のキャンパスから5分ほど歩いたところにある学生寮に移った。学会開催期間中はここが宿となる。レスター大学に留学中、ぼくは友達と共同で家を借りていたけれど、クラスメイトのなかにはこの手の学生寮に住む人も多かったので、なんとなく勝手はわかる。どこに行ってもほぼ同じような作りなのである(ロンドンは別)。学会は明日からなので、今日は気ままに街を散歩してみた。

リバプールというと、なにを思い浮かべるだろうか。もちろんビートルズ。しかし、それと同じ位重要なのは、この街が造船を中心としたイングランドでも有数の工業地帯であったこと(あの「タイタニック」もリバプールで建造され、リバプールから出航した。だから、あの船にはアイルランド人が多く乗っていたのだ。リバプールはアイルランドへの玄関口でもある)、そして、アメリカ大陸と西アフリカと欧州を結ぶ三角貿易の中心地であり、奴隷貿易によって発展した街であるということだ。三角貿易というのは、欧州から繊維や武器を西アフリカに運び、それと黒人を交換し、交換した黒人をカリブ海や南米に運び、砂糖プランテーションで奴隷として働かせ、出来た砂糖を今度は欧州に運ぶという交易システムのことである。 Continued…

7月

13

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Categories: IASPM09

IASPM09 at Liverpool(その1)

IMG_0312 国際ポピュラー音楽学会(IASPM)というのがあって、二年毎に国際学会を開催しているのだが、それが今年は英国リバプールで開催されるということなので、やってきた。昨晩22時頃リバプール入りし、ホテルに一泊した後、今朝からは主催者指定の宿泊施設(要は夏休みで空いている学生寮の一部)にチェックインしました。台所が共用なほかは、全て備わっていて全く問題ない。いま、その部屋で書いている。

まあ、イギリスでは普通のタイプの学生寮だな。むしろ昨日泊まったホテルの方がビミョーだった。手配すんのが遅れたからちょっと高めのとこしか残ってなかったんだけど、内装やら泊まっている人やらがいちいちスノッブで。いちいちもったいぶらんで良いから、早いとこ寝かしてくれ、って言う感じだった。主催者指定の施設に行ったら誰か知り合いの先生に会うと思ったんだが、そんなこともなかった。プログラム見てたら日本人が一人発表するようだ。楽しみ。

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7月

10

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Categories: 書を持って山に登ろう

貴船山×ZEEBRA自伝

先週日曜は、ラッパーZEEBRA著になる『ZEEBRA自伝〜Hip Hop Love』を手に、初夏の貴船山に行ってきた。叡電ずっと乗って行くとなにがあるのか、前から気になっていたのだ。ご存知かもしれないが、叡電は宝ケ池で分岐した当りからぐっと素朴さを増す。今回初めて精華大学前駅を通り過ぎてその先に向かったわけだが、それから考えるとうちの大学あたりはまだ新興住宅地っぽく都会的であることが判明した。北山は奥深く、空気もずいぶん涼しい。時節柄天気は快晴というわけにはいかなかったが、むしろ時々日が射すぐらいの方が、この時期の山歩きにはちょうど良い。

出町柳から鞍馬に向かう叡電はゆっくりしたもので、『ZEEBRA自伝』は行きの電車だけでずいぶん進んだ。2008年11月28日発行。「ジブラ著」とあるが、奥付には「取材・構成 長谷川誠」とあるのが逆に良心的。なぜこの本なのかというと、最近ヒップホップ関係の研究書が相次いで刊行されたんで、日本ポピュラー音楽学会の学会誌に日本語で読めるヒップホップに関する研究書について、俯瞰的に書評をまとめるよう頼まれているため。まあ、所謂タレント本の一種なので、この内容をそのまま引き受けるわけにはいかないが、日本のヒップホップアーティストの生い立ちについて、なんとなく抱いていたいくつかの疑問にぼちぼち糸口が見えた感じである。ぼくは東京でヒップホップのフィールドワークをしているときに、渋谷の私立校の高校生を間違いなくエスカレーター進学させるためのダメな学習塾でダメな英語の授業をしていたが、そのとき教えていた青学の生徒たちが、まさにこの本に出てくるようなタイプだったのよね。 Continued…

7月

10

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Categories: 文化表現基礎演習III

文化表現基礎演習III(第14週)

ポピュラー 音楽研究
文化表現学科Aコース・基礎演習III 2009年7月9日

当日配布したレジュメはこちら

ポピュラー音楽研究の方法(第二回)

先週:これまでしてきたこと
今週:ポピュラー音楽を研究する方法

今日の内容

  • 文化のグローバリゼーション
    • グローバルvsローカル
    • 「脱埋め込み」と「再埋め込み」
  • 音楽生産の《場》と媒介
    • 内的読解と外的読解の乗り越え
    • 《場》の構造と音楽産業
  • 博論の調査結果概要

文化のグローバリゼーション

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80年代初期のヒップホップ映像:チャールズ・アーヘン監督(1982年)『ワイルドスタイル』より

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日本語ラップの例:Zeebra(2008年)『Jackin’ 4 beats』ポニー・キャニオン Continued…

7月

9

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Categories: 雑記

毛利嘉孝、精華大に来るッ。

どうも皆様。

あす、精華大学で毛利嘉孝先生のレクチャーがあります(夕方19時から)。明後日土曜日と明々後日日曜日は京都四条の京都芸術センターで毛利先生のDIY教室が開催されます。DIYってなに?ってヒトはぜひ明日のレクチャーにご参加ください。ちなみにDo It Yourselfの略です。

どうも小出力のFMラジオ送信機をつくってラジオ放送をするようです。某粉川先生みたいな。

まだ席が若干名空いているようですので、ご興味のある方はぜひ参加してみてください。 精華大学の学生は、受講料半額だそうです。

ちなみに私は明後日からリバプールですが、明日は少なくとも晩のレクチャーには参加する予定です。いや、ほんとはDIY教室で登壇するはずだったんですが。。。 場合によってはリバプールからスカイプで参加するかも(多分ないけど)。

DIYラジオで、パーソナリティをするヒトを募集しているらしいので、そちらの方ももし良かったら名乗り出ていただけると良いかもです。

以上、業務連絡でした。

7月

9

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Categories: 文化表現基礎演習III

09年秋冬読書リスト〜その2

文化表現基礎演習III 09年7月9日

  • ピエール・ブルデュー『ディスタンクシオン〜社会的判断力批判1/2』藤原書店
  • ピエール・ブルデュー『芸術の規則1/2』藤原書店
  • テオドール・アドルノ『音楽社会学序説』平凡社ライブラリー
  • ジェイソン・トインビー『ポピュラー音楽をつくる』みすず書房
  • 南田勝也『ロックミュージックの社会学』青弓社
  • 増田聡・谷口文和『音楽未来系〜デジタル時代の音楽の行方』洋泉社
  • 増田聡『その音楽の《作者》とは誰か』みすず書房
  • 生明俊雄『ポピュラー音楽は誰が作るのか〜音楽産業の政治学』勁草書房
  • 毛利嘉孝『ポピュラー音楽と資本主義』せりか書房
  • 東谷護編著『拡散する音楽文化をどうとらえるのか』勁草書房
  • 木本玲一『グローバリゼーションと音楽文化』勁草書房
  • イアン・コンドリー『日本のヒップホップ〜文化グローバリゼーションの現場』NTT出版
  • トリーシャ・ローズ『ブラック・ノイズ』みすず書房
  • 三井徹編訳『ポピュラー・ミュージック・スタディズ』音楽之友社
  • 三井徹監修『ポピュラー音楽とアカデミズム』音楽之友社
  • キース・ニーガス 『ポピュラー音楽理論入門』 水声社
  • サイモン・フリス『サウンドの力』勁草書房
  • ハワード・S・ベッカー『アウトサイダーズ〜ラベリング理論とはなにか』新泉社
  • 佐藤郁哉『フィールドワーク〜書を持って街へ出よう』新曜社
  • 吉見俊哉・北田暁大『路上のエスノグラフィー〜チンドン屋からグラフィティまで』セリカ書房
  • 宮台真司ほか『サブカルチャー神話解体〜少女・音楽・マンガ・性の変容と現在』ちくま文庫
  • 倉田喜弘『日本レコード文化史』岩波現代新書
  • 安田昌弘「ポピュラー音楽に見るグローバルとローカルの結節点」、東谷護(編)『ポピュラー音楽へのまなざし』勁草書房

7月

7

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Categories: 灰色試訳

ベンヤミンによる芸術とアウラと距離、あるいはこれだけ大間違いをしでかしておいてあれだけ有名になる方法

昔、みんなが構造と力を信用しきっていた頃、我々はヴァルター・ベンヤミンのあの有名な論文に多大なる影響を受けたものだった。あんなに唯物論を礼賛してきたマルクス主義的、批評的伝統が技術装置を手にしてしまったことに対する後ろめたさから、なんとかして逃れなければならない。これが、この論文が発表された遥か昔、求められていたことなのであった。

それまで、これらの技術装置は、使う人の狙いによって良いものにも悪いものにもなる、中立的な、単純な道具だと考えられていた。ベンヤミン、そして彼のフランクフルトの同僚たちは、これとは別の教訓を持ち込んだ。技術は権力を作り出す。「芸術を見てみるがよい」と彼らは言った。再生産技術にちょっとした変化があっただけで、作品そのものの内容に、そしてその受け手に、信じ難い変質がもたらされたのだ。キリストは間違いを犯した。パンが増殖することで、聖体のパン自体も実体変化を受けることになってしまったのである。

このメッセージは強烈なもので、そのため、皆の目に止まらないわけにはいかなかった。

この論文を今日改めて読み直してみると、我々のリアクションはかなり違う。先駆者たるベンヤミンに必要なオマージュを捧げ、現在ベンヤミンに対して行われている批評がどれだけベンヤミン本人に負っているかを認めた上で、我々は全く逆に、この論文が快活に犯している間違いの多さに茫然とさせられるのである。いや、もっと正確に言えば、近代にせよ、過去にせよ、分析対象とされた現象のほとんどについて、ベンヤミンが全く理解していないことに呆れてしまうのだ。

我々は、ベンヤミンの後光の強さに対抗するために、わざと同じくらい挑発的なトーンで、敢えて指摘してみたい。これらの間違いは、ベンヤミンの功績の土台となった数々の洞察力にしてみれば全く他愛ない、力強いテクストのなかの些細な間違いなどというかわいいものではなく、彼が読者に及ぼした(そして現在も及ぼし続けている)幻術の主因なのである。ほとんどの作者が忌避するような、無知丸出しのこじつけを通し、『複製技術時代の芸術作品』では、芸術、文化、建築、科学、技術、宗教、経済、政治、そして更には戦争や精神分析に至るまで、近代的生活の全ての局面が簡素に描かれている。そして、こうした言葉が出てくるたびに、我々は、ベンヤミンが議論の対象を取り違えているような印象を禁じ得ないのである。

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7月

3

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Categories: 文化表現基礎演習III

文化表現基礎演習III(第13週)

文化表現学科基礎演習III 2009年7月2日
当日配布したレジュメはこちら

ポピュラー音楽研究の方法(第一回)

今週と来週の予定

今週:これまでしてきたこと
来週:ポピュラー音楽を研究する方法

ぼくがこれまでしてきたこと

  1. 研究活動
    • ポピュラー音楽
    • 文化産業
    • グローバリゼーション
  2. 翻訳・通訳
    • 文芸
    • 評論
    • 新聞
  3. ライター・エディター
    • 商業誌
    • テレビ番組
    • フリーペーパー

研究活動の内容について

  1. 卒論:「欲望という名の電車」とテネシー・ウィリアムズの時代
    • アメリカ文学
  2. 修論:ニュース報道とナショナルイメージ〜日本と西洋の相互理解のかたち
    • メディア研究
  3. 博論:パリと東京のヒップホップ文化の比較研究〜近代、都市空間、そして音楽産業群

7月

2

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Categories: 文化表現基礎演習III

09年秋冬読書リスト〜その1

文化表現学科基礎演習III 09年7月2日

  • ノーム・チョムスキー『メディア・コントロール〜正義なき民主主義と国際社会』(集英社新書)集英社
  • ノーム・チョムスキー『グローバリズムは世界を破壊する』明石書店
  • ロラン・バルト『神話作用』現代思想社
  • ロラン・バルト『物語の構造分析』みすず書房
  • ミッシェル・フーコー『監獄の誕生〜監視と処罰』新潮社
  • ミッシェル・フーコー『知への意思(性の歴史)』新潮社
  • ミッシェル・フーコー『快楽の活用(性の歴史)』新潮社
  • ミッシェル・フーコー『自己への配慮(性の歴史)』新潮社
  • ジョン・トムリンソン『文化帝国主義』青土社
  • ジョン・トムリンソン『グローバリゼーション〜文化帝国主義を超えて』青土社
  • スチュアート・ホール『カルチュラル・アイデンティティの諸問題〜誰がアイデンティティを必要とするのか?』大村書店
  • イマニュエル・ウォーラステイン『史的システムとしての資本主義』岩波書店
  • イマニュエル・ウォーラステイン『入門・世界システム分析』藤原書店
  • ジョン・アーリ『観光のまなざし〜現代社会におけるレジャーと旅行』(りぶらりあ選書)法政大学出版局
  • エドワード・サイード『オリエンタリズム(上・下)』(平凡社ライブラリー)平凡社
  • エドワード・サイード『文化と帝国主義(1・2)』みすず書房
  • 杉本良夫とロス・マオア『日本人の方程式』ちくま学芸文庫
  • アンソニー・ギデンズ『近代とはいかなる時代か?〜モダニティの帰結』而立書房
  • アンソニー・ギデンズ『暴走する世界〜グローバリゼーションは何をどう変えるのか』ダイヤモンド社
  • ジグムント・バウマン『リッキド・モダニティ〜液状化する社会』大月書店
  • ジグムント・バウマン『リキッド・ライフ〜現代における生の諸相』大月書店
  • アルジュン・アパデュライ『さまよえる近代〜グローバル化の文化研究』平凡社
  • 安田昌弘「ポピュラー音楽に見るグローバルとローカルの結節点」、東谷護(編)『ポピュラー音楽へのまなざし』勁草書房
  • キース・ニーガス 『ポピュラー音楽理論入門』 水声社
  • ジェイソン・トインビー『ポピュラー音楽をつくる』みすず書房

7月

2

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Categories: 既出論文

ヒップホップ、近代、ストリート:パリ及び東京のヒップホップシーンに関する一考察

初出:安田昌弘「ヒップホップ、近代、ストリート-パリ及び東京のヒップホップシーンに関する一考察」 『ExMusica』vol.4 pp.55-65 2001年

はじめに

ロラン=バルト(1970)は日本を題材にしたエッセイの中で東京の中心は空であると言った。もちろん彼は記号学的な立場から日本を眺めており、またその観察は表面的なものに終始するのだが、東京と、彼が対照させている筈のパリという都市、郊外空間の生成を繙くなら、別な意味で東京とパリの「中心」のあり方、そして「周縁」のあり方の違いが見えてくるだろう。つまり、東京の中心は浮き草のように移動するのに対し、パリのそれは蝸牛のように動かない。パリ市内(intra-muros)とパリ市外(extra-muros)は未だに19世紀中盤に端を発する壁(現在は環状自動車道)によって区切られるが、東京はもはや首都高速環状線や山手線では囲いきれまい。

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